早いもので2022年も5月でっせ。
田んぼにも水が張られ、準じて用水路に水が流れ、小物釣りを本格的に楽しめる季節を迎えました。
最近の俺は完全に貧乏暇なし状態です。たいしてお金にならない仕事に忙殺されていて(本職は出版の編集者です)、好きな渓流釣りに行けていない……。
そんななか仕事の間隙を縫って釣りにいってきたので、今回はそのご報告です。
渓流が遠くてダメなら近場でタナゴとテナガエビを……ということで川島町の用水路に出かけたのでした。
埼玉では有名でっせ~タナゴ釣り場としての川島町の用水路~
まず釣り場の情報からお伝えすると、「川島町の用水路」は「タナゴが釣れる」ということで、ここらへんでは有名です。
俺は昨年(2021年)、びん沼川にタナゴ狙いで出かけたときに現地の釣り人に教えてもらったのですが、その後、狭山の釣具店『上州屋』で「ここらへんでタナゴが釣れるのはどこですか?」と聞いたときにも「狭山はあまり聞かなくて……。ここらへんなら川島町ですかね」という返事でした。
ただ、これは埼玉県中央部あたりのローカルの話で、例えば都内や他県からくるほどの価値は……です。
単に川島町は田んぼが多いというだけで、別に俺の地元の川越市(川島町と隣接しています)の郊外と比較しても、そこまで差があるという感じではないっす。
淡水の小物釣りはホント、地元でお楽しみを。「ウィズコロナ時代」ですしね。
んで、「川島町でもどこらへんで釣れるの?」というと、正直なところでは俺はつかんでいません。
今回の釣行も釣れなかった(泣)。
田んぼが広がっていて、用水路はたくさんあるので、ぜひ、ご自身の野生の勘で探してみてください。
繰り返しになりますが、タナゴで有名なのは間違いないですから。
広域になりますが、川島町はこちらです↓
小魚は釣れども……~当日の釣行~
んで、当日の釣行の様子です。
じつは俺は今年(2022年)の1月にもタナゴを釣りに川島町の足を運びました。
ただ、そのときは丸坊主で記事にもできなかった……。
そもそも冬は用水路は水がないですからね。
ただ、そのときは、そのような状況でも、なんとか水があって釣れそうな場所を見つけたので、今回はリベンジでそこに向かうつもりでした。
場所は「鳥羽井沼へら鮒釣場」の近くです。
んで、「鳥羽井沼へら鮒釣場」に向かってバイクを走らせていると、圏央道の高架下あたりで釣りをしている人を見かけました。
バイクを停めて、その近くの用水路を覗くとメダカがたくさんいて、まさにメダカの学校状態でした。
メダカを釣るのは難しいでしょうが、魚がいるとわかると竿を出したくなるのが釣り人の性(さが)。ちょっとやってみました。
うん、アタリもない。それにしても、ここらへんの用水路、冬に来たときは水がまったくなくてカラッカラだったのに、こんなにたっぷりの水になるんすなぁ。
以前、お米農家さんに取材したときに知ったのですが、田んぼ、そして用水路の水はお米農家さんがコントロールしているとのこと(冬は田んぼの状態を健康に保つために水を抜いて乾かさないといけないのですって)。
なんだかすごい!
それに、メダカは冬の間はどこにいて、どこからやってくるのでしょう。ここらへんが不思議なんすよね。
いや、本当に冬の用水路はカラッカラですから。
さて、それでは当初の目的地に向かいますか。
バイクの機動力で、ほどなく到着。ここはちょっとした川で冬も水があったのですが、訪れてみると冬には水がなかった付近の用水路にも水が入っていました。
うん、よき雰囲気。
では、いざ勝負……。
しばらくするとアタリがあったのですが、鋭いながらも小さいアタリで……。
いやぁ、タナゴにしてはアタリが鋭すぎるような……。
それに、一瞬の小さいアタリなので、アワせたところでのりそうもない……。
ここらへんがタナゴ初心者なのでわからんのです。
その後も断続的にアタリはあるものの、俺的にはアワせるほどではなく……。
そうこうしていると何かが泳いできました。
あ、ヘビだ!
アオダイショウです。俺はヘビは詳しくないのですが、アオダイショウくらいはわかります。
まぁ、埼玉では普通に見かけるので、どうということもないっすけど。ただ、「足元に寄ってくるのは勘弁してほしいなぁ」などと思いつつ、何気に竿をあげてみたら、ちょっとした引きが。全然気がつかなかったけれど、何かがのっている!
すぐにリリースしたので、断言はできないですが、ほぼほぼヘラブナの幼魚です。
よかった丸坊主は免れた。
その後は……待ちの時間となりました。
やがて今度は違う方向からアオダイショウが泳いできて、「ヘビが多いなぁ」と思いつつ、また何気に竿を上げたら引きが。
もうヘビきっかけの釣りです(笑)。
多分、タモロコかと。俺には顔がクチボソには見えなかった……。まぁいずれにせよコイ科の小魚でタナゴではない!
2時間くらいやったけれど、結局、釣れたのはこのアタリもなく釣れた2匹のみでした。
タナゴ、いつなったら釣れるのでしょ……。
通えば何かが見えてくる!?~川島町の用水路の評価~
川島町の東側は田んぼが広がって、その脇には釣りを楽しめそうな用水路があります。用水路が「ある」というか「だらけ」です。
なので密になることはないのですが、ポツリポツリと釣りをしている人を見かけました。
帰りの道中、どこにいけばタナゴが釣れるのか知りたかったので、釣り人に「タナゴですよね?」と話しかけたら、「いや、フナだよ。さっき、大きいのがかかった♪」というお返事が。
えぇ!?
ここでフナを狙うんですの!?
この日、俺はタナゴ仕掛けにエサはアカムシでしたが、確かに「フナ仕掛けでミミズのほうが釣れんじゃね?」とは思っていました。
という感じで川島町の用水路のタナゴ釣り場としての評価は……。
★★★☆☆(星5満点で星3)
俺はタナゴは釣れなかったけれど、「なんでもよいから釣りたい」という方は、多分、普通の小魚仕掛けで練り餌とかミミズでやれば何かしらは釣れると思います。
まぁそういう用水路は多いものですが。
タナゴを釣りたければ、通って、ポイントを見つけることでしょうな。
お宝探しのようで、そういう楽しみ方もおもしろいと思います。
んが、俺は基本的には同じ釣り場に二度は足を運ばない主義ので(今回は冬に来たところにまた来てしまったけれど)、こちらでタナゴというお宝探しをする予定はありませぬ……。
今回は以上です。
でわでわ~。
<これまでのフィールドレビュー>
【タナゴ】
●川島町の用水路(埼玉県)
●びん沼川上流部(埼玉県)
●柴山沼(埼玉県)
●手賀沼(千葉県)
●びん沼川(埼玉県)
●霞ヶ浦(茨城県)
【渓流】
●秋川(東京都)
●後山川(山梨県)
●有間川(埼玉県)
●北浅川(東京都)
●酒匂川(神奈川県)
●旗川(野上川/栃木県)
●笛吹川(山梨県)
●奥多摩川(東京都)
●日原川(東京都)
●秋山川(栃木県)
●横瀬川・あしがくぼ渓谷国際釣場付近(埼玉県)
●赤平川(埼玉県)
●小百川(栃木県)
●大谷川(栃木県)
●横瀬川・芦ヶ久保付近(埼玉県)
●浦山川(埼玉県)
●大血川(埼玉県)
●大洞川(埼玉県)
●中津川(埼玉県)
●高麗川(埼玉県)
●神流川(群馬県)
●南牧川&雄川(群馬県)
●入間川上流部(埼玉県)
●横瀬川・秩父市街地付近(埼玉県)
●道志川(山梨県)
●高尾山付近(小仏川/東京都)
●養老川(千葉県)
●大丹波川(東京都)
●秋山川(山梨県)
●串川(神奈川県)
●箒川(栃木県)
●桂川(山梨県)
●渡良瀬川(群馬県)
●鮎川(群馬県)
【テナガエビ】
●柳瀬川(埼玉県)
●柴山沼(埼玉県)
●多摩川(多摩川大橋付近/神奈川県)
●荒川(笹目橋付近/東京都)
●弁天池(川里中央公園/埼玉県)
●荒川<秋ケ瀬(埼玉県)&新荒川大橋(東京都)
●伊佐沼(埼玉県)
【ワカサギ】
●柴山沼(埼玉県)
●秩父さくら湖(埼玉県)
●荒川(東京都)
●円良田湖(埼玉県/自レビューの検証)
●奥多摩湖(東京都)
●霞ヶ浦・土浦港付近(茨城県)
●牛久沼(茨城県)
●津久井湖(神奈川県)
●名栗湖・桟橋(埼玉県)
●油井ヶ島沼(埼玉県)
●浦山ダム&合角ダム(埼玉県)
●相模湖・勝瀬観光桟橋(群馬県)
●榛名湖(群馬県)
●相模湖・小川亭桟橋(神奈川県)
●霞ヶ浦・霞ヶ浦大橋南東部(茨城県)
●名栗湖・橋の上(有間ダム/埼玉県)
●円良田湖(埼玉県)
●芦ノ湖(神奈川県)
●高滝湖(千葉県)
【釣り掘】
●ワンコイン釣り掘
●芝川つり堀センター
●川崎つり堀センター(埼玉県)
【その他】
●ヘラブナ/びん沼川(埼玉県)